サバンナで気ままに生きるシマウマのように

サバンナで気ままに生きるシマウマのように

2008年8月31日日曜日

国境を歩いてこえる


TaroさんとHokutoくんとお別れして、そこから。徒歩で初めて国境をわたりました。大陸はずっと陸路でつながっているので、大型トラックとバスが騒々しく行き来しています。銀行とは別に「チェンジマネー?」する人たちもうろうろしているし、緊張します。銀行で並んで待って待って、換金を済ませて、町に一歩踏み出す。




すると、さっそくに日本のトラック。一瞬、
ここどこだっけ?と思うほどに日本の中古車ばかり。

2008年8月30日土曜日

2008年8月12日 ヴィクトリア湖をわたる

その後も、ラッキーにもヴィクトリア湖北岸以北で昆虫かんれんの調査があるということで、TaroさんとHokutoくんともにヴィクトリア湖をわたりました。朝日が昇るとともにヴィクトリア湖岸を出発。小さいフェリーに車をのせるには、バックでいれます。








その後もウガンダ国境まで乗せてもらうことに。はじめて、マラゴリ、ビヒガといったルイヤ人の土地をとおりました。大統領選挙のおもしろい遺物も発見。ルオ人の候補者ライラの名前、野党のODMという文字があらゆる岩に書かれていました。こんなに岩がちな地域だとも思わず、びっくり。




ICIPE訪問

ICIPEでは昆虫学者のTaroさんと、院生のHokuto君と楽しくすごさせてもらいました。 同じ地域を研究する分野が違う人と話していると、これまで知らずにいたこと、地元の 人が言っていることと、それが学問的になんという名称でよばれることなのか等々、 まなぶことが多かった。トウモロコシに寄生するきれいな花を咲かす植物、畑づくりとウシのグレージングの関係性、push and pullと呼ばれるウシの牧草ネピアをトウモロコシの周りに植えるという混作方法(写真)が有効か実験しているそう。昆虫や菌などがもともともっている性格を使いながら、うまく作物をつくれないか、と考えてる。すばらしい!マラリア研究にはどの国もお金を投資しているらしく、アメリカがやってる「マラリアハウス」(わざわざマラリアになりそうな環境を温室につくって、そこですごしてもらう!)がびっくりでした。

キリンとシマウマに遭遇


一日おいて、ウガンダへむかう旅へ。
ナイロビからウガンダ入りは、初めて陸路でおこないました。日本との往復チケットが思いのほか高く(燃料サージ料、ヨーロッパ経由、一月以上、というのが重なった)、ウガンダとの行き来は節約しようかと。行きは昆虫学者の車に便乗させてもらい、ヴィクトリア湖湖岸まで。ナロック経由の道をとおったので、その途中はシマウマとキリンさんたちにも遭遇。

ヴィクトリア湖岸にある、昆虫研究の国際機関ICIPEは、陸の孤島、といった感じのすべてをととのえた環境でした。ネットもナイロビよりアクセスしやすかったりして。バブルな時代には、研究者がくるのに飛行機をとばしていたそうです。いまはさすがに、でもICIPEの車、運転手も貸してくれる。人類学ではありえない。。。

野生動物保全のシンポin Nairobi


今回の調査旅行は、調査地を変えようかなあと思ったりしているので、あまりきっちりとは移動計画はたてませんでした。ただ、おおまかに、ナイロビでのワークショップ(8月あたまと9月あたま)に参加する、ウガンダの村におためし滞在する、ケニアの調査村の家族に会う、これだけは決めてました。
 ナイロビ学振主催の8月のワークショップは、日本大使館の会議場で行われました。
移転してから初めて大使館に行きましたが、要塞のようで、入るときもパスポート番号や所属を書き、
チェックがきつい。会議場も立派でびっくり(税金だ!)。
 テーマが動物保全、人間と自然とのかかわりだったので、いまどきのテーマであるしなかなかの盛会でした。オーガナイザーの東大のMeguroくん、お疲れさま!ナイロビ学振の威力発揮。私は今回は、当日手伝いに。昨年、ウガンダで行ったシンポジウムに献身的に手伝ってくれた人がオーガナイザーだったのでお互いさまです。

夏の東アフリカ調査はじまり


今回は、8月5日に日本をたってケニア、そしてウガンダでの調査です。
このところ短い調査が多かったので、久しぶりの一月以上の滞在。ロンドン経由で、ナイロビ往復。
成田―ロンドンは、ラッキーにもファーストクラスに。出るまえが恥ずかしながらレポートの採点で寝ていなかったので、やすんでいけました。ロンドンではまた、キングスクロスにある、3月に使った同じ宿。日本・東京じゃ5000円級のホテルが1万以上するのだから、こまったもんだ。
 3月には暴動の影響でがらすきだったアフリカ行きのカウンターも、夏休みも影響して多くの人。ba.comでウェブチェックインしたにもかかわらず、荷物を預けるのにえらく時間がかかりました。搭乗券はプリントするに限ります!
ロンドンの上空。ロンドンブリッジ、ロンドン・アイ、ビッグ・ベン、とつぎつぎきれいにみえて快感でした。
 ロンドンからナイロビは、お隣にすわったのがルイヤ人の田舎のおばあちゃんでいろいろお世話をしました。まず、私の窓側の席に座ってたことから始まり・・・スワヒリ語で話したら驚いてうれしそうでした。息子がワシントンDCのUNで働いていて、昨年のクリスマスから呼ばれていままでいたとか。ずっと一緒に住もうといわれたが自分の家で死にたいと戻ってきたといってました。
 お友達?になったら、「あなたのものは私のもの。」アフリカ人とつきあうときの基本ですが、お隣に座るだけでも笑えることは多々。私のシートのポケットからモノを出し入れするし、シートベルトもつけられないし、缶ジュースは開けられないし。
 楽しい旅路でした。日本でもスワヒリ語を使えるのかと聞いてきました!