サバンナで気ままに生きるシマウマのように

サバンナで気ままに生きるシマウマのように

2010年1月5日火曜日

2010年 昨年のことを払拭するために

ひさびさのブログ。
いまシンガポールにいるという幼馴染にそろそろ一年たっちゃうぞー、といわれまして。
そうです、たちすぎました。でも、ちょうどご無沙汰になったのは、やはり理由がありました。

桜を楽しんだあとの去年は、つらいことが多すぎました。
4月29日、尊敬し大変お世話になった大塚先生が他界。そのあとは、じゅうぶんに悲しむ間もなく、先生が新聞や雑誌などに書かれた記事、論考をまとめて本にする編集作業の傍ら、800人に案内をだし300人ほどのかたがたがいらっしゃる、「大塚和夫さんとお別れする会」の企画運営を実際、3人でやることになりました。7月20日には無事に会がおわり、そしてめこんからだすことができた『ありがとう』も無事に出版。都立大学社会人類学、トリツのネットワークと団結には、ただ感謝するばかり。AA研での大塚文庫設置がきまったので、いまもまだ、みんなの力で作業が続いています。

どうも、私は前期、かなりの精力を使い込むことになり、こう、いつも沸いてくるエネルギーが感じられなくなっていました。もちろん、がんばってFieldnet,シングルの研究会はいちおうやってましたけど。自分が主催するものは、やはり集まってもらってみんなにあうと力をもらうので、私にはなくてはならないもの。

いつも元気な私も、どうもエネルギー不足をかんじ、夏は、充電しようとケニアに行ったのですが。
しかも今回は、初めてメディアアートのNさんと共同調査。Nさんは初めてのケニアなので、私ははりきって私にしては大きな額のキャッシュをたずさえ、一週間まえにナイロビ入り。

いやあ。。。
やられました。ケニアに初めていってから、15年目にして、車にのっているときに襲われました。
カージャックされなかった、殺されなかっただけでよかった・・・そのくらいたいへんな被害でした。
すべーてとられました。一文無し。買いたてのPCも、iPhoneも、デジカメも、、クレジットカードも、パスポートも、国際運転免許証も、すべて。 モノもえらい被害だし、心の傷が・・・トラウマになってしまい、やはり。あとでパスポートと国際免許証、USBメモリ(だけ)が戻ってきたので、いまも仕事に支障なく生きています。この戻ってきかたがすごくて、、映画のようでした。
この一部始終は、いつかどこかで書きます。

うろたえて、もう帰ろうかと、初めて思いましたが、ナイロビには私が慣れ親しんだすてきな研究者がたくさんいて・・みなさんのおかげで、立ち直りました。ありがとうございます。
パフェ券とか、イタリアンレストランでのお食事券とか、義援金などなど。S大のKさんはマッサージ券をくださろうとしたそうです、、セクハラ!といわれてやめたとか。今度、楽しみにしています(笑)

それにしても、ナイロビのブラックな面をいやというほど、体感しました。
この国は・・・警察と窃盗団、そして政治家・・・金・・・このリンクをマシな状態にしなければ、未来がないなあと悲しくなるばかり。

気をはって、Nさんをむかえ、共同調査を終えて帰国しました。
このお仕事は、もうすぐHPで公開するのでお楽しみに。とはいえ、まだプロジェクトを開始したばかりで、今年からがんばってまた軌道にのせていきます。
「フィールド3Dプロジェクト:歴史文化の時空間表現」
http://wakana-luo.aacore.jp/shiinoproject

そのあと、心の傷、ファイナルシャルな傷も癒しつつ、なおってきたら・・・
今度は母が足を骨折してくれました。。 母もかわいそうに、シリア旅行にいく一週間前のことでした。
自分の仕事のことしか考えていなかった私は、うーん、、こんなにプライベート・・家族の世話と仕事の両立がたいへんだとは思わなかった。。子どももってる人は、こなしていることですよね。。
いやはや、いろいろ考えさせられました。
しかし、なーんで、今年はアンラッキーなことが続くのだろうと、まったくもってブルーになりました。

なかでも去年でよかったことは、AA研でのテニュア付与がきまったことです。
みなさま、お認めいただき、ありがとうございました。
どのくらい期待に応えられるか?!わかりませんが、AA研の魅力を活かして仕事していきたいです。

いやなことは払拭して、新しいスタートにするぞ。

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