サバンナで気ままに生きるシマウマのように

サバンナで気ままに生きるシマウマのように

2008年9月23日火曜日

見る、見てもらう、見られる



セーヌ川のうえで、くらしている人たち。
なにやら、自慢げに船のうえで暮らしているようにみえる。暮らしを「見て」もらう―そんな感じだ。
これは、人類学者がでかけて観察しにいく、そしてそれはまた、観察されることでもある。Observer とはobserveされるものなのだ。こうした議論は、80年代から、私が人類学を志そうとしたときはまだまだ健在な議論だった。でもこのセーヌ川の上で暮らす人たちは、それとは反対に、世界中からパリ観光に来た人に、「見てもらう」ことを念頭においてるみたいだ。

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