サバンナで気ままに生きるシマウマのように

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2010年2月14日日曜日

議論好き:アフリカンナイト

私、いそがしいのに・・・と言ったら、君は仕事をしていたらよろしい、、とアフリカンたちがビールと食材を買ってきました。ガーナ人のEがチキンとビーフのまぜまぜシチューをつくり、キプシギス人のLがウガリを。でも4人分、これでは足りず、私が追加してまた、ウガリを。
いやあ、よくしゃべります。食べますわ。。。お酒が入ると、余計に声も大きくなり、ううう。南アフリカ人のSも遅れてやってきた。
 議論好き。みーんな議論好き。もちろん、日本に来ている彼らはお国では超エリートだから、なかなかロジックも知識も高レベル。ちょうどテレビでオリンピック選手のDNAを調べている様子が。Oは大興奮。日本のテレビは一般の人によく説明しようとするからよい、といいつつ、自分のハク論をだしてDNAの説明をしだす。私がちょっと顔をあげると、W、W、と私に向かって話し出す。しばらく、手はお休み。仕事できるわけないよな・・・テレビのナレーションの通訳もしなくちゃならない、、、「ねえ、W、いまなんて言ってるの。」
 そして、また、いつものように、なぜわれわれアフリカンは白人に、インド人に、そして中国にしてやられるのかと。植民地化の問題から、政治経済の問題にうつる。
いつも思うのは、たとえば私がイギリスだのアメリカだのに留学していたとして、アジア人が集まり、こういう議論になるのかどうか。ここでのスタンスは一環して「われわれアフリカ(人)は」である。しかし、「われわれアジア人は」でこーんなに議論するか?同胞意識はあるか?いやああ・・過去の歴史が、経済状況がわれわれ意識の形成を著しく遠ざけて久しいだろう。
 政治経済の話の次は、ポリガミストの話。南アフリカの大統領、ZUMAがでる。Oも、われわれの伝統は伝統だ。妻を何人にもって、なにが悪い!みんな、そうだそうだ。。。(私は、苦笑してききながら仕事してた・・)ここにまたアフリカンの女性がいる面白いのだが。
 しかし概して、もしこの場に女性がいたとしても、職業上でのつながりや友人、でなければ、発言はそうそうできまい。誰かの「妻」だったり「彼女」の場合、あまりエキサイトした発言はできないのが、アフリカンである。
 今回の宴は、でも意外におとなしく午前様になるかどうかでおひらき。外は銀世界の、ホワイト・ヴァレンタインデーになりそうだ。

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