サバンナで気ままに生きるシマウマのように

サバンナで気ままに生きるシマウマのように

2009年1月11日日曜日

Facebookありがとー


研究会があって、遅くに帰宅してメールをチェックしたら・・・なんとギリシアの友人2人がFacebookをつうじて招待してくれてました!
もう何年来のつきあいだろう、学部生だったころ、バックパッカーしていたときに知り合った家族なので十数年前。長女の結婚式に行ったのがあの9・11があった直後だった。長男のマノスはまだ結婚してないのかしら。次女のマリアもしてなさそう。一番初めに友だちになった長女のカテリーナは子どもが二人できて、お店もやっているので忙しそう。最近ご無沙汰してしまい、どうしたことやらと思ってました。
ネットってすばらしいわ。
やっぱり自分のページも英語版もつくらなきゃだめかな・・・
昨夏には調査の帰りにパリによったとき、ドイツ人の友人が会いにかけつけてくれたけれど、彼は私のHPをみつけたらしく、「英語で書かないのはフェアじゃないよ、なーにが書いてあるんだかわからない」と言われてしまった・・・はーい、考えます。
 しかし、あらためて・・・「バックパッカー」っていう言葉は、いまの学生は使わないのだろうか?元旦に見た激論2009のなかで、最近の若者の「内向き」さが、例えば海外に出る学生がすこぶる減っていることを数字で表していた。私が大学生だったころはまだまだ航空券のチケットも高くて、忘れもしない、私が初めてバイト代をためて一人でヨーロッパにむかったのはアエロフロートだった。それが一番安かった。でもあの旅でえた友だち、たくさんいたけれどさすがに、十数年たつと付き合いが残っているのは数人。でも、そのドイツ人の友人とはオランダのYHで会ったのだが、互いの国のことで質問しあってほとんど夜が明けたのを覚えている。その後も私がフィールドワークをしているアフリカまで、何度も手紙をくれた。電話料金が安くなってからは、なんやかやと気が向いたら政治、教育がらみの議論などふっかけてくる。ギリシアの家族とは、家族ぐるみでやりとりが続いていて、やはり結婚式に行ったことは大きかった。フィールドを変えようかしら、とアタマの隅にあったりして。

昨日の某大学の授業で、最近の学生は「内向き」、そして「人類学の授業を受けたあとに「日本がいちばんいい、やっぱり日本人でよかった」といわれるとがっくりくるという話題をしたら、レスポンスペーパーに「大学生になったら海外にバンバン行こうと思っていたのに、一度行ったら日本のほうがごはんは美味しいし便利だし、海外旅行への関心がなくなって、国内でいろんなところに行きたくなった。自分でも自分の心変わりが不思議」とかかいてきた女性がいた。うーん。バックパッカーをして得た友だちとの交流って、けっこう私のなかでは刺激と興奮をもらったけれど、どうなんでしょうね、いまの大学生。なにが一番興奮するんだろう。好奇心を、どんなものにかきたてられるんだろう。自分も内向きです!といってくるのも驚きだった。そういう彼らに、どうやって何かをインスパイアさせることができるだろう。このごろ、つねづね、学生に「つたえる」ということに自信がなくなってきた・・・方法を考えねば。

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